
外資の積立は銀行か証券会社の方が安心感は断然あると思うけど、FXって危険なものじゃないの?

FXが危険なものと思われるのは、レバレッジをかけているから。倍率をかけずに行う現物取引で始める投資目的のFXは逆に安全性が高いんだよ。
①安全性の高さ
バブル期であれば銀行の金利も大きかったので、預入をしているだけでお金は自動的に増えていっていました。それに伴い銀行ほど安全で信用が出来る機関はない!というイメージがあると思います。
しかし、2005年のペイオフが始まって以降はその信頼は薄れて来ています。ペイオフとは、銀行が経営破たんしても、預金額1,000万円とその利息については全額保証しますが、それ以上は保証出来ないという制度です。
低金利の時代になり、銀行は益々衰退の一途を辿り、吸収合併する銀行が増えました。
今後も、人口の低下から発生するGDPの低下の恐れなど景気の面では不安要素が高まりが増していきます。経済による影響でレートは実体化していくので、円はずっと安泰と考えるのは安易な考えかもしれません。
外資預金を行う上で、銀行にはペイオフ制度があります。
では、FXに関してはどうでしょう?そうFXにはペイオフ制度がないんです。
資金の保証を取った上での預かりとなるので、銀行よりも安全といえます。
さらに金融商品取引法で「自己資本規制比率」を明確にし、120%以上を維持する事を義務付けられている。規定となるものが以下の通り
- 140%を下回ったとき - 金融庁に届出を要する。
- 120%を下回ったとき - 金融庁は業務の方法の変更を命じ、財産の供託その他監督上必要な事項を命ずることができる。
- 100%を下回ったとき - 金融庁は、3月以内の期間を定めて業務の全部又は一部の停止を命ずることができる。
更に、信託保全というFX業者が倒産、破綻した場合は提携している銀行から資金の保証を受けられるという2重の守りとなっています。
FX業者 | 信託銀行 |
SBI FXトレード | 三井住友銀行・FXクリアリング信託 |
GMOクリック証券 | 三井住友銀行・みずほ信託銀行・三井住友信託銀行・日証金信託銀行 |
DMM FX | 日証金信託銀行・SMBC信託銀行・FXクリアリング信託 |
外為どっとコム | 三井住友銀行・みずほ信託銀行・あおぞら銀行 |
YJFX! | 三井住友銀行・みずほ信託銀行 |
マネーパートナーズ | 三井住友銀行・みずほ信託銀行 |
②手数料が安い
手数料という点は、小さい様で大きな出費です。
下の図が銀行でかかる米ドルの手数料ですが、大きいところで1円かかり、安くても0.5円付近あたりです。
金融機関 | 手数料 |
地方銀行など | 1円 |
三井住友銀行 | 0.5円 |
スルガ銀行 | 0.5円 |
みずほ銀行 | 0.4円 |
その点、FXは0.17~0.22と割安で取引が行えます。
FX業者 | 手数料 |
SBI FXトレード | 0.09円 |
GMOクリック証券 | 0.2円 |
DMM FX | 0.2円 |
外為どっとコム | 0.2円 |
YJFX! | 0.2円 |
マネーパートナーズ | 0.3円 |
これはFX業者による価格競争が齎した恩恵ですが、この恩恵をうまく利用して預金に回すのが今回の本題となります。
FXの積立投資は、銀行に預入をする感覚で定期的に外資を購入していくシンプルなものです。
考え方は銀行と同じといっていいですが、銀行と違うところは
いつでもSTOPをかける事が出来る事と、好きな時に回収する事が出来るというところ。
つまり、自由度が銀行よりもあるというところです。
③金利が大きく毎日もらえる
FXはスワップポイントを毎日貰えるのに対して、銀行は1か月を金利手数料で割った数値分が入ってくるシステムになっています。
そう、この金利のところでも手数料が発生しているのです。
金利=スワップポイントをFXでなら日々の変動から割り出し、毎日受け取ることが出来ます。

FXであれば↑の金利をダイレクトに近い水準でもらえるのに対し、銀行などを通した場合、金利が場合によって1%を切る事があるということです。
この差額の差も大きなポイントとなるので注意が必要です。
まとめ
通貨のレートは実体経済に反映して形成されています。好景気時は、貰える金利も大きくなりますが、逆にレートが下がり不景気時になると貰える金利も小さくなります。この動きに沿った投資のバランスも調整が出来るというところですが、私がおすすめするFX積立は常に一定の額を定期的に投入する、いわゆるドルコスト平均法で投資を行うというものです。レートが下がり景気が悪い時も、好景気時にも常に一定額を投資するというものです。
最近でいえば、インデックス投資ともいわれ、長い年月をかけて投資を行えば行うほど良いとされている投資法になります。
著名な投資本である【ランダムウォーカー】にも長い年月をインデックス投資を行うことが何より重要と書いてあります。
株も通貨も実体経済に密接な関係をもっているものなので、どちらもインデックス投資の投資対象といえます。
FXにはペイオフ制度がない上に、 「自己資本規制比率」 を120%維持することが義務付けられており、 FX業者が倒産、破綻した場合は提携している銀行から資金の保証を受けられるという2重の守りとなっている。
取引にかかる手数料が銀行とFXでは大きく違う。
FXの方が手数料が安い!
金利手数料も銀行とFXで大きく違う。銀行は月毎で金利が貰えるのに対し、FXは毎日貰える。いつでも、ストップをかけることが出来るのに対し銀行は規約が発生する。
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